こどものころから
おかんの化粧してるのをまねして
ビューラーでぐいぐいひっぱってまつげをいじめて
まつげが綺麗になくなっちゃったり
いつも行ってる床屋さんで
「ドラゴンボールの悟空みたいな前髪にしてください」
って無理やりジャンプみせながらお願いして大失敗したり(笑)
とにかく美容に興味がないかと言われたらもちろんあるほうの少年でした
よく妹がおかんに
「あんたは女の子なんだからパーマやさんになれば?」
って言われてるを横で聞いて
あずさ(妹)は女の子だから
パーマやさんになれていいなぁって思ったもん
小さい時の僕の生きてる世界なんてずっごく狭くて
おかんに頼んで連れていってもらったパーマやさんも女の人だし
親父方のいとこののえみちゃんもパーマやさんで女の人
パーマやさんって女の人しかなれないんだぁ
って勝手に思ってなんとも思ってなかったな
まぁ世界の狭い狭い子供の頃に住んでたのが
宮崎のちょーど田舎で
女のパーマやさんしかいなかったんだからそう思って当たり前か
とこやさんやってるおっちゃんはたくさんいたけど(しかもちょっとくさい)
なぜかとこやさんはなりたいとはちっとも思わなかったしね。
そんな僕が中学生になって入った小林市立小林中学校がまさかの
男子生徒全員が強制で坊主頭
野球部でもないのに
昭和初期でもないのに
まして中学校のくせにややM字ハゲっぽくソリコミみたいなの入ってるのに…
まじかよ
って思いながら
憂鬱な中学生活がはじまり
そのころ人気のあった反町のまねして
いっつも眉間にしわばっかよせてる毎日
二年生になって少し事件が起きた