@violet_hairsalon
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新規顧客3倍の美容師も
「リールへの投稿を開始後、フォロワー数が倍に、月間の新規顧客は3倍になった」。
東京・表参道の美容室Violetに勤める武者ひなの氏はこう語る。それまでInstagramに毎日投稿していたものの、フォロワー数や再生回数が伸び悩み、「この先どうすればいいのか分からなくなっていた」という。
武者氏が「それまで毎日投稿していた」のはフィード投稿だ。自分の髪をヘアアレンジする動画やヘアカラーをした顧客の画像などを載せていた。フィード投稿はInstagramを開くとホーム画面に表示される画像や動画で、自分のフォロワーのみに公開される(ハッシュタグを付ければ、ハッシュタグ検索でフォロワー以外にも拡散される)。
リールに注力するきっかけになったのは、社長に勧められ2021年4月に受けた美容師向けのInstagramの講習だった。「リールは多くの人に見られると聞いて、まずはそれまでフィードに投稿していた動画をリールに載せた」(武者氏)
リールに動画を投稿するメリットは、フォロワー以外への拡散性が高いことだ。フェイスブック ジャパン(東京・港)のInstagram広報、市村怜子氏は「例えばフォロワーが1万人だとしても、リールのタブに載って多くの方にリーチしたことで動画の再生回数が突然数十万になったりすることも結構ある」と語る。
その理由はリール実装の目的にある。「今はまだ知名度はないが、Instagramを使って好きな世界を表現することをきっかけに活躍の場が広がり、次世代を代表するようなクリエイターを生み出したい」というInstagramの狙いだ。
武者氏が本格的にリール投稿を始めたのは21年5月。ちょうど講習が終わり、社内の合宿があった。そこであらためて目標に据えたのが、武者氏らスタイリスト個々のアカウントで「1日1(リール)投稿すること」。店の控室にあるボードにはチェックリストを作ったという。
投稿するにあたり、意識したのがセルフブランディングだ。武者氏は「韓国」を前面に出すことにした。もともと韓国のメークやヘアスタイルに興味があり、普段から韓国のトレンドを意識したスタイリングを手がけていた。リールのBGMにも、韓国のヒット曲を選び、韓国をイメージした世界観を演出した。
スタイリングは主に韓国の美容師のInstagramなどから探している。よく見られるのは「テクニックいらずで簡単」「人と違うアレンジでかわいい」の両方をかなえた動画だ。さらにPDCAを回す中で気づいたことが2点ある。
1つは動画の長さだ。21年7月末、リールは最長60秒の動画を投稿できるようになったが、「60秒かけて丁寧に紹介するよりも、30秒前後から40秒の動画のほうが再生回数は多い」。もう1つは、「画面に文字を入れるとよく見られる」ことだ。武者氏自身、普段からドライヤーで髪を乾かしながらリールを見る習慣がある。そこで音が聞こえなくてもヘアアレンジのポイントが分かるよう画面に短めの説明文字を入れると、再生回数や保存数が伸びた。動画の冒頭に「クリップアレンジ 簡単可愛(かわい)いアレンジ動画」など、内容が一目で分かるようにすることも効果的だ。こうした工夫で、再生回数は最大で23万6000回となった。また、過去37件が最多だった保存数は、4105件に急増した。
リール投稿を続ける中、武者氏のアカウントのフォロワー数は1700(21年3月)から3400(21年7月)へと2倍になり、新規顧客の数は月に20人から60人へと3倍に増えた。かつてはホットペッパーで来店した客が、現在はほぼInstagramからホットペッパーを経由しての予約となっている。
新規顧客の6割はInstagramからだが、意外だったのがその他の4割。Instagramを見て来店した在日中国人の顧客が、中国版のSNS「RED(小紅書:シャオフォンシュウ)」で武者氏と美容室を紹介すると、その後、在日中国人の顧客が「韓国風のヘアスタイル」を目的に急増したという。「サロンには在日中国人の方ばかりの日も。お客様からはInstagramを見ていますと言われることが増えた」と武者氏。現在は前日にサロンで撮影した動画を朝の通勤電車で編集・投稿するのが毎日の習慣だ。
1、ブランドらしさをきちんと動画の中で表現しているか
2、親近感を持てるコンテンツか
3、まねしやすいか
4、シンプルか
記事の一部を載せましたが、他にもSNSの活用術が詳しくかいてありますよ♪
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