Violet
Violet(表参道)MUG
バイオレットマグ
時々耳に入る「亜鉛」と呼ばれる栄養素。
美容に良いって聞くけれどなんだかよくわからない…
そんな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
実は亜鉛は、髪や肌の健康維持するためにとっっっても大切な栄養素なんです!
ツヤツヤな肌や髪を手に入れたい人、ちょっとした体の不調に悩む人も意識して亜鉛を摂ることで、改善されるかも!?
こちらの記事ではたくさんの働きを持つ亜鉛の効果・効能についてご紹介します♡
そもそも亜鉛って何?
亜鉛は体内で作ることができない「必須微量ミネラル」で、体内に約2g存在しており、歯、骨、肝臓、腎臓、筋肉に多く含まれています。
200種以上の酵素の構成や酵素反応の活性化、ホルモンの合成や分泌の調整、DNA合成、タンパク質合成、免疫反応の調節などに作用し、身体の成長と維持に必要な栄養素です。
身体の健康にとっておきの亜鉛ですが、
今回は髪に与える効果について深堀りしていきたいと思います
亜鉛が髪の毛に与える、3つの効果
1.ケラチンの合成を助ける
2.髪の毛の生まれ変わりサイクルを正常に保つ
3.薄毛の原因物質を抑制する
これだけではどういうこと?と疑問を持つ方も多いはず。
それではわかりやすく一つずつ説明していきます♪
ケラチンの合成を助ける
ケラチンとは髪の毛の成分の約9割を占めるタンパク質です。
ケラチンが不足すると、髪の毛が細くなったり、白髪・抜け毛が起こりやすくなります。
あるいは、発毛自体がストップするケースも少なくありません。
つまり健康な髪の毛を保つためには、ケラチンの体内量を適切にする必要があります。
亜鉛はケラチンの体内合成を助けることで、髪の毛の健康を維持するのに役立ちます。
髪の毛の生まれ変わりサイクルを正常に保つ
髪の毛は成長期・退行期・休止期の3つのサイクルを繰り返しながら生まれ変わります。
各周期の特徴はこちらです
成長期 |
毛根の活動が活発で、新しい髪の毛が育つ |
退行期 |
毛根の活動が弱まり、髪の毛の成長が止まる |
休止期 |
毛根の活動が完全にストップし、古い髪の毛が抜け落ちる |
休止期が終わると成長期が始まるため、再び新しい髪の毛が生まれます。
しかし、何らかの原因によって、休止期が長く続いたり、成長期の期間が極端に短くなったりすることがあります
すると新しい髪の毛の育成がうまくいかなくなるため、抜け毛や薄毛が増えます。
亜鉛には、毛根の細胞分裂を促進することで毛根の働きを活性化させる作用があります。
より簡単にいえば、毛根の成長・退行・休止の各サイクルをスピードアップさせます。
つまり次々に新しい髪の毛が生えてくるため、健康で若々しい髪の毛を保ちやすくなるというわけです◎
薄毛の原因を抑制
亜鉛が健康な髪の毛づくりに役立つ理由の3つ目は、
薄毛の原因を抑制するためです。
とくに男性型脱毛症(AGA)の予防・改善が期待できます。
男性型脱毛症の主な原因となるのが「5αリダクターゼ」という酵素です。
5αリダクターゼは男性ホルモンを抜け毛物質に変化させる働きがあります。
亜鉛は、5αリダクターゼの働きを抑制することで抜け毛物質の合成を阻害します。
つまり、今生えている毛を健やかに保つ効果が期待できます。
ちなみに5αリダクターゼは女性の体内にも存在します。
よって亜鉛は、男性だけでなく女性の脱毛症にも有効なんです
1日に必要な亜鉛の量
18〜29歳の女性に推奨されている亜鉛摂取量は1日6.0mg、男性の場合は7.0㎎です。
30~49歳の女性は6.5㎎、男性は7.5㎎。
50歳~69歳の女性も6.5㎎、男性も7.5㎎です。
妊娠中の場合、初期は+2.5mg、中期、末期となると+15.0mgの摂取が推奨されています
亜鉛の摂取方法①「食事」
亜鉛は主に、肉や魚介類、大豆類などのたんぱく質が豊富な食品や、ナッツ類に多く含まれています。代表的な食品をご紹介します。
分類 | 食品 | 含有量(100gあたり) |
---|---|---|
肉類 | 輸入牛モモ(焼き) | 6.6㎎ |
脂身付き豚ロース(焼き) | 2.2㎎ | |
若鶏モモ皮つき(焼き) | 2.5㎎ | |
魚介類 | カキ(生) | 14.0㎎ |
ウナギかば焼き | 2.7㎎ | |
大豆製品・野菜類 | がんもどき | 1.6㎎ |
そらまめ (ゆで) | 1.9㎎ | |
厚揚げ(生揚げ) | 1.1㎎ | |
子実類 | カシューナッツ(フライ味付け) | 5.4㎎ |
アーモンド(フライ味付け) | 3.1㎎ |
亜鉛はさまざまな食材に含まれているため、食習慣を意識的に整えることで、推奨量の亜鉛を摂取することが可能です。
また、亜鉛を効率よく体内に吸収するためには、同時にビタミンB群やビタミンCを摂取することも大切です。
逆に、カルシウムや食物繊維、カフェインなどと同時に摂取すると亜鉛が体外へ排出されやすくなるので注意しましょう。
亜鉛の摂取方法②「サプリメント」
忙しい方など、普段の食生活をなかなか意識的に変えるのが難しい方は、サプリメントで亜鉛を摂取するのも選択肢の一つ。
実は食事で亜鉛を摂取するよりも、サプリメントの方が吸収率が高いと言われています。
ただし、亜鉛の含有量はサプリメントの製品によって異なるので、必ず含有量を確認した上で摂取することが大切。
また、亜鉛のサプリメントをコーヒーや緑茶と一緒に飲むと、カフェイン・タンニンなどと同時に摂取することになり、亜鉛の吸収率を下げてしまいます。サプリメントは必ず水で飲みましょう。
オススメサプリメントはコチラ
詳しい記事も是非ご覧くださいね
亜鉛と髪の毛まとめ
▼亜鉛は髪の毛の原料を作り、生まれ変わりをサポートして、健康な髪の育成に役立つ
▼亜鉛は薄毛の原因物質の合成を阻害するため、男性型脱毛症の予防が期待できる
▼成人の1日の亜鉛の摂取量目安は、男性は約11mg、女性は約8mg
▼亜鉛を効率的に摂取するには、ビタミンCやビタミンAと一緒に魚介類などの動物性タンパク質を食べる
いかがでしたか?
髪の毛のみでなく、お肌や健康にも大切な亜鉛。
まずは日々の食生活に意識して取りいれてみてはいかがでしょうか?
きっと美しく健康になれる手助けをしてくれるはず
こちらの記事もおすすめ